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呂継唐老師のご表演――調気法(左)と太極運気法(右) |
短信 ―― 呂継唐老師御夫妻来日無極静功の主宰、中国気功科学研究会名誉理事の呂継唐(ろけいとう)老師御夫妻が、昨年12月3日夜来日されました。5日には中国気功代表団のメンバーとして日本気功協会主催の "これが気功だ" 大会で表演され、8日には無極静功日本主催の 「呂継唐老師御夫妻歓迎会」 に出席されました。10日早朝、上海に向かって成田空港を出発されました。 |
呂老師御夫妻歓迎会 |
東京都小平市/二段 昨年十二月八日午後六時三十分より、新高輪プリンスホテル 『白鳳』 の間にて、七十一名の方が出席され、「呂継唐老師御夫妻歓迎会」 が開催されました。 呂老師御夫妻の前での表演(起落回転法)七時すぎに始まった立食パーティーは、着飾った人たちでいっぱいです。灰原一彦さんが生徒を代表して歓迎の挨拶、それに続く呂先生の挨拶に会場全体が静まりました。八十歳をすぎているとは思えぬ大きな声、背筋のすっと伸びた体躯。 「生活の中で特に気をつけるのではなく、自然に合わせるように生活していけば、良いものはよい方向へ、悪いものでも練功によって、自分にとって良い方向へ改善されます。」「病中の練功は立てないときは座ったまま晃海法、静臥式などで十二法を、腹式呼吸で整えて練習しました。」 呂老師御夫妻を囲んで |
第14回交流会講演『ヴィパッサナー瞑想法』から |
東京都世田谷区/二段 昨年11月20日、スリランカ仏教界の高僧A・スマナサーラ長老をお迎えして、『ヴィパッサナー瞑想法』について、ご講話をいただきました。 《観る》「Vi」とはパーリ語で、区別して、分別して、明確にの意味、「passana」は観るの意味、即ち「ヴィパッサナー」とは、厳密に、明確に、分別して、区別して、しっかりと「自分」を観察すること。西洋科学よりもっと厳密に、科学的に観ていく。その際、どんな固定観念も、何の信仰も使わず、いかなる解釈もしない。全く自由な心で、客観的に観るのです。 《食べる》《歩く》一枚のおせんべいを食べてみる。 これがヴィパッサナー瞑想法の入口です。ほぼ一週間で集中力が生まれ、体も健康的になるといいます。 本来は禅定の修行ですから大変厳しく、奥深い行のほんの入口をご紹介いただいたに過ぎないと思いますが、言葉(字面)の意味は理解できても、内包する真の意味、思想は難しいものであり、根底のところは実は殆ど分かっていないのかも知れません。 わたし流・試みと発見しかし、実践方法に限ってみれば、興味深くしかも取り入れ易く、気功に役立つところも数多くありそうです。 《説法》の魅力NHK教育テレビで拝見したときは、内容も系統も整然としており、静かに淡々としたお話しぶりでしたが、今回は一変し、時流を織り込み、豊富な比喩、寓話を用いた巧みな方便は、時に畳み掛けるがごとき長老の雄弁さと相俟って人を引き付け、まさに「説法」そのものの感がいたしました。 又、大きく美しい眼から、時として放たれる鋭い眼光が、今も強く印象に残っています。 |
気功とウォーキング |
東京都江戸川区/二段 私は長年、1日40〜50キロを2〜4日続けて歩く長距離ウォーキングに親しんできましたが、かつて一緒に歩いていた健脚のウォーカー達が、50〜60歳代になると長続きせず、意外に短命な人が多いことに疑問を持っていました。 歩き方が変わるその間も相変わらず、種々の長距離ウォーキングに挑戦を続けていましたが、気功を始めて何年か後、自分の歩き方が変わったことに気づきました。 これから当初、10年続けられれば一応習得できるだろうと考えていた気功と太極拳ですが、9年目になって逆に実技・理論共に未熟だということが判るようになり、10年では、ようやく基礎が身につく程度で、むしろこれからが本当の勉強なんだという気持ちになっています。そうした意味で、これから更に10年、20年と気功と太極拳を練功しながら、ウォーキングもまた自然体で続けていこうと思います。 |