本部火曜日午後中級教室
小野 鞠子
今年のはじめに、薛先生より「四月頃から剣術の練習を始めたいと思います。また、教室別・表演会、本部会員の集い、を予定しています。」との、お言葉があり更に合宿もありますので、私個人としても、目標をもって過ごさなくてはと、心に決めたのでした。
無極静功で得た健康
まず四月四日、みんなが集まる代々木公園での樹林気功のあと、久し振りに本部会員の集いを開くことが決まりました。
これまでの世話役は、現在研修会(?)に属されているかたがたでしたが、今回は他の行事もあり研修会(?)のメンバーに、世話役が回ってきました。
研修会(?)では現在宮本武蔵の「五輪の書」を読んで、無極静功の形、意識、調和のありかた等と、武蔵のそれと、比較しながら勉強しているところです。でも、何時でも思ったまゝ発言出来る雰囲気の会ですから、話が脱線して、武術に関することですが、他方面にわたる話題などが出たりして、進行の面白い会なのです。
このメンバーであれば、きっと楽しい会の企画が出来るだろうと、まとめ役の私は、このパワーでいけば大丈夫と思いました。
何時も教室では静かに練功を重ね、身体を調えます。推手では、相手を知り如何にして優位な体勢に持っていき、中心を攻めていくか、力を如何に抜くか、など厳しいものがあります。しかし、各教室の中では、夫々に会員のふれ合いの場がありますが、全体として考えた時に、教室の枠を越えて会員の“ふれ合い”は合宿の時か、交流会の時に限られます。
「会員の集い」では、お腹の底から笑って、ワァーッ!と喚声をあげて、楽しんで頂けたら会員の親睦も深まり、更に雰囲気の良い気の場になっていくのではないかと思いました。
いよいよ本番
当日は、五十二名のかたがたが集まりました。会の前半は、厳かに先生のお話があり、私達から先生に日頃の御熱心な御指導に対して、感謝の言葉を申し上げました。
続いて、八十歳以上の人々、四名に花束贈呈をしました。八十歳になられても、元気に練功に来られる方々は、私達にとっては掛替えの無い人生の模範であり、励みです。
先輩に続くべく、努力していかなければならない私達にとっては、大きな存在です。
特に「足が良くなったら剣術をやりたいです。」と但し書きをして、剣術の部を申し込まれた、驚くべき心意気の、小方さんに感動して、乾盃の音頭をとって頂きました。
迫力ある乾盃!の音頭に続いて、お食事が始まりました。
本部会員の集い(大橋会館/目黒区/04.4.4)
星座チームで対決
今回は、会場の着席の方法も生まれ月による星座で、六グループに分けました。賑やかにリラックスしてお食事も進み、メンバーが練りに練って仕上げられたゲームが、始まりました。
限られた時間の中で、如何に効率よく会を進行させ、数多い項目のゲームが出来るのか、そして盛り上がる要素を組み込んでいくか、みんなで何度も何度も研究をして、自分達でやってみて、時間の割り振りも細かくチェックしました。そのお陰で、順調に進行していき、参加された人々が、熱中し、その上、絶妙な司会者のリードもあり、大盛会となりました。
細やかではありましたが、一位のグループから、最後のグループまで賞品を夫々が受け取り、全員でハーモニカの伴奏で「幸せなら、手をたたこう」を唄って、トントンと体を動かして散会しました。
桜の目黒川
今春は、桜の開花が早かったのですが、寒い日が続いたので、当日はまだ目黒川の桜が満開で、私達の集いの会に、「華」を添えてもらいました。
一人の人間が、企画・構成していくより、何人かのグループで、夫々が貴重な意見を出して頂いて、纏められたものが、如何に素晴らしいものであるのか、これは日頃仲間として練功し、討議し、その中で生まれた一つの協同体としての“まとまり”の成果であることを実感いたしました。
このおおよそ二ヶ月、協力して下さった研修会(?)のメンバーに、心より感謝申し上げます。
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